アノマリーベース 使い方ガイド

株式・ETF・暗号資産の季節性パターン分析ツール

目次

  1. 概要
  2. 年間アノマリーチャート
  3. マルチイヤーチャート(過去の各年騰落率)
  4. パフォーマンステーブル
  5. 曜日別・日別アノマリー
  6. 日中アノマリーチャート
  7. 活用のヒント

概要

アノマリーベースは、株式・ETF・暗号資産などの季節性パターン(アノマリー)を可視化・分析するツールです。 過去データから特定時期の値動きの傾向を発見し、投資戦略の立案に活用できます。

年間アノマリーチャート

年間アノマリーチャート

チャートの見方

年間アノマリーチャートは、1年間(1月1日〜12月31日)の平均的な価格推移と騰落率を表示します。

グラフの構成要素:
  • 青線(平均価格):過去X年の各日の終値を平均した価格推移
  • 緑エリア(プラス騰落率):年初来でプラスの期間
  • 赤エリア(マイナス騰落率):年初来でマイナスの期間
  • 紫矢印(開始マーカー):指定期間分析の開始日*左右にドラッグして期間変更ができます。
  • 橙矢印(終了マーカー):指定期間分析の終了日と平均リターン*左右にドラッグして期間変更ができます
  • チャートをクリックすれば詳細な月日、平均価格、平均年初来騰落率を確認できます
平均価格より平均騰落率の表示を推奨:
異なる価格帯の銘柄を公平に比較できます。例えば、1,000円の銘柄が100円上昇(+10%)と、 10,000円の銘柄が100円上昇(+1%)では、同じ100円でも投資収益率は大きく異なります。 騰落率表示なら、この実質的なパフォーマンスの違いを正確に把握できます。

集計方法

年初来騰落率(YTD)の計算

各日の年初来騰落率 = (当日終値 - 前年12月31日終値) ÷ 前年12月31日終値 × 100
具体例:
2024年1月15日の計算
• 2023年12月31日終値:1,000円(基準)
• 2024年1月15日終値:1,050円
• 年初来騰落率:(1,050 - 1,000) ÷ 1,000 × 100 = +5.0%

複数年の平均化

1月15日の平均騰落率 = (2024年の1/15騰落率 + 2023年の1/15騰落率 + ... ) ÷ 年数

操作方法

操作方法
  1. 集計年数の設定
    • 「集計年数」ドロップダウンから5年/10年/15年を選択
    • 推奨:10年(十分なサンプル数と最近のトレンドのバランス)
  2. 指定期間の集計開始日と期間
    • 集計開始日:分析を開始する月日を指定。この日を起点(0日目)として、各年の騰落率や価格推移を、後述のマルチイヤーチャートとパフォーマンステーブルで詳細に表示します
    • 期間:開始日から何日間を分析するか指定(7日/30日/60日/90日/180日/365日)
    • この設定は年間アノマリーチャートの紫矢印(開始)と橙矢印(終了)、およびマルチイヤーチャートに連動します
  3. 今年のデータを含める
    • チェックボックスで現在進行中の年を含めるか選択
    • オン:最新トレンドを確認(年途中のため不完全データ)
    • オフ:完全な年度データのみで分析(推奨)
  4. 表示モードの切り替え
    • 騰落率:開始日からの変化率(%)表示(推奨)
    • 価格:実際の価格推移を表示
「今年のデータを含める」設定について:
基本的にはチェックを外す(今年のデータを含めない)ことを推奨します。 理由は、年の途中のデータは期間が不完全なため、統計的な偏りが生じやすいからです。 例えば、6月時点では後半6ヶ月のデータが存在しないため、年間を通じたパターンが正確に反映されません。

ただし、年をまたぐ期間のアノマリー(例:12月15日〜1月15日)を分析する場合は、 今年のデータを含めることで、より多くのサンプル数を確保でき、統計的信頼性が向上します。

マルチイヤーチャート(過去の各年騰落率)

操作方法

チャートの見方

指定した期間における各年のパフォーマンスを重ねて表示し、パターンの一貫性を確認できます。

グラフの構成要素:
  • 各色の線:各年の騰落率推移(または価格推移)
  • 太い線:全年度の平均値
  • 横軸:期間開始日からの経過日数
  • 縦軸:騰落率(%)または価格

重要な読み取りポイント

  1. 線の収束/発散
    • 収束:安定したパターン(信頼性高)
    • 発散:年によってばらつき大(不確実性高)
  2. 平均線の傾き
    • 右肩上がり:期間を通じて上昇傾向
    • 右肩下がり:期間を通じて下落傾向
  3. 勝率の確認
    • 最終地点でプラスの線の本数 ÷ 全体の本数

パフォーマンステーブル(詳細データ)

表の見方

マルチイヤーチャートの詳細な数値データを表形式で表示します。

操作方法

データの活用方法

曜日別・日別アノマリーチャート

操作方法

曜日別アノマリー

各曜日の平均的なパフォーマンスを比較し、曜日効果を分析します。

集計方法

日次変動率 = (当日終値 - 前営業日終値) ÷ 前営業日終値 × 100
月曜日の平均 = 全ての月曜日の日次変動率の合計 ÷ 月曜日の日数

日別アノマリー

月内の各日(1日〜31日)の平均パフォーマンスを表示し、月内効果を分析します。

5日の平均 = (1月5日 + 2月5日 + ... + 12月5日の変動率) ÷ 該当日数
注目すべきパターン:
  • 月初効果(1-5日):新規資金流入による上昇
  • 中旬の停滞(10-20日):取引が落ち着く期間
  • 月末効果(25-31日):リバランスによる変動

操作方法

  1. 集計期間の設定
    • 「集計年数」:1年/2年/3年/5年/10年/15年から選択
    • 長期間ほど安定した傾向が見える
  2. 集計月の絞り込み
    • 「集計月」:全期間または特定月を選択
    • 例:「12月のみ」で年末の曜日効果を分析
  3. 期間の直接指定
    • 開始日・終了日を手動で設定可能
    • 特定のイベント期間の分析に便利

日中アノマリーチャート

操作方法

チャートの見方

取引時間内の5分毎の平均価格と変動率を表示し、日中の値動きパターンを分析します。

グラフの構成要素:
  • 青線:5分毎の平均価格
  • 緑棒:プラスの5分間変動率
  • 赤棒:マイナスの5分間変動率

集計方法

5分毎の平均価格

9:00の平均価格 = 過去X日間の9:00時点の価格の合計 ÷ 日数

5分間変動率

5分間変動率 = (現在の価格 - 5分前の価格) ÷ 5分前の価格 × 100

操作方法

  1. 期間の選択
    • 直近5営業日:短期的な傾向
    • 直近20営業日:1ヶ月の平均的パターン
    • 直近60営業日:3ヶ月の安定したパターン
  2. タイムゾーンの設定
    • JST:日本時間(東証銘柄向け)
    • EST/EDT:米国東部時間(NYSE/NASDAQ向け)
    • UTC:協定世界時
    • その他:各国市場の現地時間

注意事項

  • 過去のパフォーマンスは将来を保証しません
  • 外部要因(経済情勢、企業業績等)の影響を考慮してください
  • アノマリー分析は投資判断の一要素として活用してください